レッスン資料一部公開

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【空撮技術レッスン】

~基本技術~
ドローンの空撮時に一番大切なことは、滑らかな飛行技術です。
あまりにも速い速度で撮影を行うと、レンズの特性により画像に歪みが出てしまい、せっかくの空撮データが見辛いものになります。また、急なスティック操作では、映像酔いが起こりやすく、具合が悪くなってしまうこともあります。
スピード感のある映像が欲しいときは、編集時に再生速度を速くすることで、疾走感を表現することも可能です。 反対に、速い動きの映像を、編集時に再生速度を遅くすると、映像がガタついてしまいます。 そのため、ゆっくりと撮影した映像の方が汎用性がある空撮データになります。

~基本的なドローンのカメラワーク~
まずは、動かない被写体に対して、スティック操作をゆっくり行い、滑らかな映像になるように空撮技術を高めていくことをお勧めいたします。 動かない被写体に対して飛行方法をいくつか紹介いたします。
基本的なドローンのカメラワークには、三種類あります。
一つ目が、FIX(フィックス):ホバリングでカメラを固定した状態のこと。
二つ目が、PAN(パン):ドローンの位置は移動せずに、カメラのみを動かすこと。
※DJI社のPhantomシリーズでは、機体を旋回させてPAN(パン)を行う。
そして最後に三つ目が、TILT(チルト):カメラの角度を上下に変えること。
以上の三種類が基本的なドローンのカメラワークになります。そのカメラワークにドローンの動きを組み合わせトラッキング(移動撮影)を行います。従来では、クレーンやヘリコプターなどの大掛かりな機材で撮影することが一般的だったが、ドローンならば自由なトラッキング(移動撮影)を楽しむことができます。

~空撮のコツ~
例えば、同じ場所でも低空からの映像と高空からの映像とでは、被写体に対しての印象も大きく変わります。 低空からの映像は、大地の広がり海の広さなどが見えず奥行きが感じられませんが、低空に移動を組み合わせることにより、映り込む映像の変化が激しく空撮映像に疾走感を表現することができます。
反対に、高空からの映像は、映り込む映像の情報が多く奥行きが感じられる印象の空撮になり、高空に移動を組み合わせると映り込む映像の変化があまりなく、ゆっくりとした印象の空撮映像になるます。
高度と速度を少し変えるだけでも、映像の印象が大きく変わりますので、撮影時に使い分けをして撮影を行うと、よりいい空撮映像になります。
飛行前に、どのように空撮をしたら被写体の魅力が伝わるのかを事前にプランを立てて飛行を行うようにすると、より空撮が楽しいものになります。